『新入社員諸君!』
4月1日です。
新しい年度のスタートと共に、弊社にもフレッシュな仲間が大勢入社しました。
今年の新卒者は初任給30万超え+新卒者限定手当つきですって。
すごいなー。
学生の獲得競争は歯止めが効かなくなっているような。
初任給つり上げ合戦はどこまで行くのでしょうね。
今後の少子化の流れを考えると、企業の存続をかけた学生の囲い込み競争は激化するはずで、企業運営も大変。
もうすぐそういう世界から離脱する私には他人事になっちゃいますが。
閑話休題
直木賞作家である山口瞳さんの『新入社員諸君!』に「新入社員に関する十二章」という12の言葉があります。
この『新入社員諸君!』が書かれたのは1963年(昭和38年)頃、今から60年以上前ですが、令和の世であっても心に響きます。
数年前、初めてこの言葉を読んで以来、新入社員が入って来るタイミングで読み返すようにしているのです。自分への戒めを込めて。
1 社会を甘くみるな 勉強を怠るな
2 学者になるな 芸術家になるな
3 無意味に見える仕事も厭がるな
4 出入りの商人に威張るな
5 仕事の手順は自分で考えろ
6 重役は馬鹿ではないし敵でもない
7 金をつくるな 友をつくれ
8 新人殺しに気をつけよ
9 正しい文字を書き 正しい言葉をつかえ
10 グチを言うまい こぼすまい
11 思想を持て ビジョンを描け
12 節を屈するな 男の意地をまげるな
この言葉が作られた1963年(昭和38年)当時は、当たり前だけど「新入社員=男性諸君」なのですね。昭和のノスタルジーを感じます。
この12の言葉にひとつ加えることができるとするなら「人の話をよく聞け」を入れたいな。
傾聴は社会人にとって大切なことだし、仕事を進めて行く上での基本中の基本だと思っています。
人の話しを聞けないヤツは自分の言いたいことを伝えられていない。
これ、私の持論です^^
新卒入社者を迎えるのも、今日が最後になりました。
来年の4月1日、私は何を思うだろう。
これまで何十年も恒例としてきたことがなくなるって、どんな気持ちだろう。
希望に満ち溢れて社会に出た時のように、来年の4月1日が、同じく希望に満ち溢れた第2の人生のスタートを切る日になりますように。
会社ビルのロビーには、一面に豪華な花々が。
撤去するとき配ってくれないかな~🤗




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