おふとん日記

人波の中をかき分け 壁づたいに歩けば 隅から隅這いつくばり 強く生きなきゃと思うんだ

公的年金は何年で元が取れるのか計算してみた

誕生月なので、今年度の「ねんきん定期便」が届きました。


大事な老後の資金、今年もしっかり年金見込額を確認(=゚ω゚)ノ



で、このはがきを見ているうちに公的年金って何年受給すれば元が取れるのかな?と思い、ざっと計算してみました。



■老齢厚生年金(平均報酬月額32万円とした場合、加給年金は含めず)
  ①生涯払い込み保険料
    29,290円(保険料/月)×12か月×40年=14,059,200円
  ②給付額(人によって違うから平均的標準報酬月額から概算で計算)
    老齢基礎年金777,792円+老齢厚生年金970,000円
    =1,747,792円(1年間の給付額)
  ①÷②=8.04397777


  65歳から受給したら約8年後、つまり73歳で「元が取れる」ようです。
  といいたいけど、特別保険料(賞与にかかる保険料)の年金反映率を考えると、
  実際に「元が取れる」のはもっと後かな~
    


■老齢基礎年金(国民年金) 満額加入した場合で計算
 ※自営業・厚生年金に加入していない人が加入。
  厚生年金加入者は、いわゆる「一階建て部分」になります。
  
  ①保険料
    16,590円(保険料/月)×12か月×40年=7,963,200円(40年間で払う保険料)
  ②給付額
    64,816円(月額)×12か月=777,792円(1年間の給付額)
  ①÷②=11.5239036 


  65歳から受給したら11.5か月後、つまり76歳くらいで「元が取れる」ようです。
  


アバウトな計算だけど、厚生年金は8年、国民年金は11年ちょいで元が取れるという結果が出ました。
つまり、長生きすればするほど払った保険料より多く貰えますね。当たり前か。
逆に払った保険料が少なければ年金も少なくなります。これも当たり前か。
ワタシは68歳になるまで年金の繰り下げをする予定なので、もうちょっと早く元が取れそう。


脱線するけど、こうして生涯払う保険料を計算してみると、保険料を払わずして年金を受給できる第三号被保険者(厚生年金加入者の配偶者)制度は見直してほしいなあと思う。
で、その財源を介護に充てれば、消費税増税の議論なんてしなくていいのに、とも思う。



公的年金は制度改革ごとに生年月日の読み替えがあったり、付加年金があったりなかったりちょっと複雑ですが、頭ごなしに難しいと思わず「自分のケース」をしっかり把握しておくことが将来のためにも大切だと思うです。
自分の年金のこともっと知りたい!と思った方、年金事務所に行くべし行くべし。
注:べつに、厚生労働省・社会保険庁・年金事務所の回し者ではありません^^